OCIでのObject Storageアクセスエラーの解決方法
最近、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)でデータベースインスタンスを作成する際、次のエラーメッセージに遭遇しました。
“Cannot access Object Storage using the subnet with the following OCID:(subnetOCID). Review your VCN configuration. If you need further assistance, contact Oracle Support.”
何やらObject Storageに、DBインスタンス作成時に指定しているsubnetからアクセスできないので、
エラーになっていそうです。
VCNの設定が良くなさそうだったので、以下を見直した結果、解決しました。
エラー原因
VCN設定を見直したところ、サービス・ゲートウェイの設定が不足していたため、Object Storageにアクセスできていませんでした。
サービス・ゲートウェイは、クラウドプロバイダーが提供する他サービスにアクセスするために必要な出入り口みたいなものです。今回、作成しようとしているOracle Databaseでは、Object Storageも利用しています。Oracle DatabaseとObject Storageは、別サービスなので、サービス・ゲートウェイを用意する必要があります。
解決策
以下の手順をドキュメントを参考にサービス・ゲートウェイの作成〜セキュリティリストの更新を行いました。
「コンソールでのサービス・ゲートウェイの設定」の内容の
タスク1: サービス・ゲートウェイの作成
※設定内容でObject Storageに繋がるかがポイント。よくわからない&とりあえずDBインスタンス作成できれば良い場合は、全てのサービスに繋がる設定でも良いかも。
タスク2: サブネットのルーティングの更新
タスク3: (オプション)セキュリティ・ルールの更新
を実施後、再度、DBインスタンスを作成したところ、インスタンスをプロビジョニングできました。
ポイントは、サービスゲートウェイの設定内容で、Object Storageに繋がるかどうかです。よくわからない&とりあえずDBインスタンス作成できれば良いやって方は、全てのサービスに繋がる設定でも良いかも。
「そこもサービス・ゲートウェイ必要なの!?」って感じでした。(笑)
OCI以外のクラウドサービスでも同じなんですかね。